NIPPON STEEL 「UMIMORIプロジェクト」

鉄鋼スラグを活用した藻場再生のドキュメンタリーを360°映像で制作しました。15年間に渡って進めて来られた研究開発と実証実験、そのリアリティを360°で伝えることで情報の透明性向上を図り、視聴者との関係性構築を可能にしました。可能性を広報として活動意義と現場のリアリティを伝えます。

15年以上にわたって研究してきた
SDGsへの取り組みを伝える

日本製鉄さまは、研究開発されてきた施肥ユニット「ビバリーユニット」を日本全国の沿岸部に埋設することで、近年磯焼けが深刻な藻場の再生に取り組まれています。そのひとつの舞台である北海道・増毛町の海は、かつては石灰藻に覆われ海底一面が真っ白な磯焼け状態でしたが、ユニット設置以降はコンブなどの海藻類が豊かに生育しています。弊社では、ビバリーユニットの設置の様子やそれに関わる町の方々を360度で記録し、研究活動の成果をありのままに伝えました。

水中やバックホーからの目線

360度カメラは水中の記録に向いています。現場の一部だけを切り取るのではなく、全体を記録することで藻場一面にびっしりと広がるコンブの生育状況、そこに棲む魚たちの姿を捉えることできました。また、ビバリーユニット設置に使用されるバックホーのフロントガラスに取り付ける工夫で、現場のスケールの大きさやダイナミックさも記録。プロジェクト全体をさまざまな目線で体験することができます。

ドローン撮影で
地域の全体像を記録

ドローンに360度カメラを設置し、上空からの撮影を行うことで町の全体像はもちろん、プロジェクトのスケール感を掴んでいただくことも可能になりました。